「久保建英世代」要注目の11人! 目指すは世界トップレベル (10ページ目)

  • 松尾祐希●文 text by Matsuo Yuki
  • photo by Getty Images

久保に負けず劣らずのサッカー小僧ぶりを見せてきた斉藤光毅久保に負けず劣らずのサッカー小僧ぶりを見せてきた斉藤光毅斉藤光毅
(さいとう・こうき/FW/横浜FC/170センチ・61キロ/2001年8月10日生まれ)

 横浜FCユース史上最高のタレントは、昨年のU-20ワールドカップに飛び級で出場。グループステージ最終戦の負傷で無念の離脱となったが、世界の舞台でも十分に戦えることを証明した。

 昨季は高校3年生ながら、J2で29試合出場6ゴール。その才能を遺憾なく発揮した。今シーズンは初のJ1参戦ながら、最前線や2列目から変幻自在の仕掛けで21試合3ゴールを記録している。U-19日本代表でもエース候補のひとりとして、掛けられている期待は大きい。

 そんな斉藤の武器はサッカーに取り組む姿勢。生粋のサッカー小僧で、暇さえあればボールを蹴る姿は、同い年の久保建英に通ずるものがある。それを象徴するのが高校2年次の冬の出来事だ。

 U-19日本代表のブラジル遠征と、U-18高円宮杯プリンスリーグ関東の参入戦がバッティング。最終戦の前日に帰国するため出場できないと見られていた。しかし、30時間のフライトを経て成田空港に到着すると、翌日には午前中のゲームに出場。自らゴールも奪い、チームの勝利に貢献する離れ業をやってのけた。

 サッカーに対する姿勢が成長の原動力。誰よりも楽しみながらプレーする斉藤が、近い将来に海を渡ったとしてもおかしくない。

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