2020.07.09

イニエスタ、神戸に初勝利もたらす
1本のパス。休ませたいけど休めない

  • 渡辺達也●文 text by Watanabe Tatsuya
  • photo by KYODO

 J1リーグ第3節、サガン鳥栖がヴィッセル神戸をホームに迎えた。ともに初勝利を狙う。

 鳥栖は、アンドレス・イニエスタ対策として原川力をシャドウからボランチに下げ、松岡大起とのダブルボランチにした。一方の神戸は、3バックを4バックに変え、前節のサンフレッチェ広島戦で裏を突く動きが少なかったことから、小川慶治朗を先発起用した

サガン鳥栖戦でゴールを決めたドウグラスと駆け寄るアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸) 試合は予想どおり、神戸が主導権を握り、鳥栖がブロックを作って守る展開となった。中3日ということもあったのか、お互いに慎重な立ち上がりだった。

 チャンスらしいチャンスがないまま試合が進み、最初にビックチャンスを迎えたのは神戸だった。前半26分、イニエスタが古橋亨梧に縦パスを送ると、そのままペナルティ・エリアの中に走り込んだ。古橋からパスを受けた酒井高徳の左からの折り返しに、フリーで左足を合わせたが、これはうまくミートせずGKの正面に飛んだ。

 前半41分には、右コーナーキックのこぼれ球を酒井がボレーシュートを決めたかに見えたが、オフサイドポジションにいた小川がプレーに関与したとしてノーゴールに。試合は0-0で前半を折り返す。