2度の大ケガで苦しんだ本音を吐露。広島・佐々木翔はどう逆境をバネにしたか (2ページ目)
メンバーは(清水)航平とか野上(結貴)、浅野(雄也)、あとはベガルタ仙台に移籍した(吉野)恭平。(柴崎)晃誠さんも一緒にやっているんですけど、なぜか音声はつなげてくれないんですよね(笑)」
試合や練習だけでなく、ボールすらろくに蹴れない日々が続いているが、佐々木はクラブや周囲に対して「何かできることはないか」と考えていた。
「サッカーをやっている子どもたちは学校に通えないだけでなく、卒団式もできないということ知って、みんな寂しい思いをしているだろうなって感じていたんですよね」
そうしたサッカー少年・少女たちに向けて、チームとしてメッセージを送ったりした。もっと交流を図ることはできないだろうか。家で妻と話していると、アイデアが浮かんだ。
すぐに行動を起こすと、現役を引退して今シーズンから広島のアカデミー普及部コーチに就任した丸谷拓也に連絡した。そして、丸谷がクラブにかけ合ってくれ、広島ジュニアの子どもたちと『zoom』(ビデオ会議システム)を活用して話をする機会が設けられた。
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