名古屋のランゲラックは日本で生まれた
我が子を日本代表に育てたい (2ページ目)
ただこのインタビューで彼が抱いている日本の印象を聞いていたから、きっとこの先もJリーグにとどまるのではないかと、個人的には思っていた。
「日本は生活全般の質が高く、どこに行っても清潔で安全だ。僕らのような外国人を親切に歓迎してくれる。僕と家族はここの生活を心から楽しんでいる。最高にハッピーだよ」
ランゲラックはいつも快活に、大きな声で正直な言葉を発する。見るからに裏表のないナイスガイは、好きなものは好き、わからないものはわからない、と返してくる。2年前に日本行きを決めた時のことも、次のように打ち明けた。
「率直に言うと、日本への移籍を自分で模索していたわけではないんだ」
笑顔を浮かべながら、彼は続けた。
「ドイツで7年プレーして(ドルトムントで5年、シュツットガルトで2年)、スペインに行って半年が過ぎ、その後も欧州でキャリアを積もうと思っていた。そんな時に名古屋からオファーをもらって、これはいいなと思ったんだ。
名古屋については、ジョシュア・ケネディ(元オーストラリア代表。名古屋で6シーズンプレー)から少し話を聞いていてね。僕と彼は同じエージェントに面倒をみてもらっているんだけど、ふたりとも、名古屋の街やスタジアム、クラブのすべてがすばらしいと言っていた」
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