2018.04.24

崖っぷちのガンバ。東口「顔面損傷」で
必死の勝利は浮上につながるか

  • 佐藤 俊●取材・文 text by Sato Shun
  • photo by Nikkan sports/AFLO

 前半11分だった。セレッソ大阪のGKキム・ジンヒョンが、ガンバ大阪のDFラインの裏へロングボールを蹴り込んだ。

 そのボールに反応したガンバのDF三浦弦太は、セレッソのDF丸橋祐介とFW柿谷曜一朗がこぼれ球を狙って迫ってきているのが見えた。奪われないよう、懸命に下がっていって、ヘディングでクリアしようとボール目がけて勢いよく跳んだ。

 その刹那、頭と体にものすごい衝撃を感じた。

 三浦同様、ボールをクリアしようとしたGK東口順昭と激突したのだ。スタンドを埋め尽くした大観衆の歓声にかき消されて、東口の声が三浦にはまったく聞こえなかった。

「キャー」という悲鳴がスタンドのあちこちから上がるなか、東口と三浦がピッチ上に倒れ込んだ。しかし、プレーはまだ続いていた。東口は痛みをこらえて必死に立ち上がってゴール前に戻ると、セレッソのFW柿谷のヘディングシュートを弾き出す。そのこぼれ球をガンバのDFファビオがクリアし、ようやく笛が吹かれた。

 再び、東口が顔を押さえてピッチに倒れる。三浦は地面に伏したままだった。

 ドクターがピッチに入って、両者の治療が続く。

 しばらくして、ふたりとも起き上がったが、東口の右頬はかなり腫れ上がって変形していた。

東口順昭の右頬はかなり膨れ上がっていた