セレッソ杉本健勇の「豪華な今季目標」。
タイトル4つと、W杯に出る (2ページ目)
ただ、不満が残る面もあった。昨季の2冠(ルヴァンカップ、天皇杯)達成メンバーがフル出場したにもかかわらず、後半はチャンス1本に終わった。
「(チームとして)チャンスが少ないし、自分のチャンスもほとんどなかった。そこはあかんな、と思いますね。自分でも、もっとチャンスを作り出せる状況を生み出さないといけない。まあでも、内容もそうなんですけど、今は勝ちグセをつけていくのがメッチャ大事やと思っています」
昨季も結果を出した気心の知れたメンバー。これから個々のコンディションが上がっていけば、攻撃のギアも上がって本番では機能するだろう。それを、誰もが理解しているからこそ、選手たちの表情にも暗さはない。
気になるのは、杉本の足の状態とコンディションである。
「(手術した)足首は問題ないですね。ただ、(自らのプレーの)クオリティーの部分に関しては、今日の試合はぜんぜんダメ。今は、70%くらいかな。体力的な部分は、試合になれば走れますし、大丈夫だと思います。
でも、自分の動き、一歩目の反応だったり、ターンのキレだったり、まだまだ高めていかないといけない部分がたくさんある。そういうところを(これからも)一つひとつ調整していかないといけない」
昨季の動きやプレーからすれば、確かに物足りない。ポストプレーでもまだ踏ん張りが利かず、ボールを失うシーンが目立った。
「そうですね。僕のところでもっと(ボールが)収まれば、後ろの選手がどんどん出て来られると思うので、(足りないのは)そういう部分ですね。
でも、そういうところはトレーニングで補っていくしかない。その中で、なるべく100%(の調子)に持っていきたい。仮に100%にならなくても、そのときにどれだけできるのかっていうのが大事だと思うんです。
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