ポドルスキ不要? 上り調子のヴィッセル神戸が、マジで今季はV候補 (4ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by AFLO

「得点の部分で、チャンスを逃さないことが、ネルシーニョのサッカーにおいてはかなり大事になるので、来たチャンスで点を取ること。それが何よりも大事だと思う」

 神戸はすでに攻撃の2枚看板である、昨季19ゴールで得点王となったFWレアンドロと、12ゴールで得点ランク9位タイのFW渡邉千真を擁している。FWペドロ・ジュニオール(→鹿島)を失ったのは確かに痛いが、強烈な左足を武器とする田中がゴールを量産するようなら、神戸はJ1でもトップクラスの攻撃力を手にすることになるだろう。田中が語る。

「(レアンドロ、渡邉とは)もう連係はだいぶ取れてきているので、あとはもう少しコンディションを上げて、90分戦える体を作ること。筋トレのメニューが結構多いので、体作りはしっかりできていると思う」

 そして、新シーズン開幕を目前に控えた心境を問うと、間髪入れずに「楽しみですね」。笑顔とともにこんな言葉も返ってきた。

「スタートダッシュが大事になると思うので、そこだけ失敗しないようにしたい。たぶん(他クラブに比べて)始動も遅いし、まだ対外試合もしていないので、そういうところではちょっと不安はあるけれど、信じることのほうが大事かなと思うので。今自分たちがやっているメニューとか、流れとか、そういうものを信じて、必ず勝てるようにがんばりたい」

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