ジュビロ名波監督が語る理想の攻撃
「パス600本、ゴールまで16秒」

  • 浅田真樹●構成 text by Asada Masaki
  • photo by Yohei Osada/AFLO SPORT

ジュビロ磐田・名波浩監督インタビュー(2)

3年ぶりにJ1の舞台に復帰した2016年シーズンは、年間総合13位という結果に終わったジュビロ磐田。来季は当然、それ以上の成績が期待されるが、指揮官である名波浩監督はどんな目標を持って来季に挑むのか――。
(ジュビロ磐田・名波浩監督インタビュー(1)はこちら>>)

来季の構想について語ってくれた名波浩監督来季の構想について語ってくれた名波浩監督――今回は、来季に向けてのお話をうかがいたいと思います。名波浩監督が中・長期的に目指すサッカーを踏まえつつ、今季見えた課題を挙げるとすれば、どんなことがありますか。

「本当にやりたいのは、やっぱりパスをつないでゴール前まで崩していって、シュートを止められても、セカンドボールを拾ってもう一回、同様の攻撃をやり直す、というスタイル。具体的に言えば、1試合に600本くらいのパスをつないで......ってそういうサッカーをやりたいと思っています。でも、現状いる選手の特徴を考えたら、それはちょっと難しいかな」

――600本のパスをつなぐとなると、相当ハードルは高いですね。

「それでも、よくボールが動く試合では、(今季も)480本くらい(パスが)つながったことはありましたからね。浦和レッズや川崎フロンターレになると、650本とか、ちょっと数字が違うのですが、470、480本でも見栄えがいいゲームはあったので、そういうのを大切にしながら、今言ったような攻撃を見せられるようにしていきたいです。

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