2015.10.08

「今の代表にはいないタイプ」柏木陽介がハリルJを変える

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • 山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio

 10月の"中東シリーズ"(8日=W杯アジア2次予選vsシリア/オマーン・マスカット、13日=親善試合vsイラン/イラン・テヘラン)に旅立った日本代表メンバーに、その顔を見るのは久しぶりのことだ。

「自分は代表にはいない(タイプの)選手だと思っているし、代表でも活躍できると思っている」

 かねてからそう語り、日本代表招集を待望していた柏木陽介(浦和レッズ)である。

代表復帰を果たした浦和レッズの司令塔、柏木陽介。 柏木が日本代表でプレーしたのは2012年2月、アイスランドとの親善試合(3-1)が最後。今年8月に行なわれた東アジアカップでは、およそ3年半ぶりに招集されながら、左足内転筋を痛めて泣く泣く辞退していただけに、「チャンスをもう一度」の気持ちは強かった。

 今回の中東シリーズには公式戦(W杯予選)も含まれているため、柏木は「ここで呼ばれるとは思わなかった」とは言うものの、「(代表に)近い位置にいるかなとは思っていたので、すごくビックリしたというわけでもない」と、朗報を落ち着いて受け止めた。

「W杯予選という大事な試合で呼んでもらえたのは、東アジアカップ後の(Jリーグの)試合でやっていたプレーを認められたということだと思う」

 今回は東アジアカップのときと違い、国内組だけで編成された日本代表ではない。また、自身が最後に出場したアイスランド戦も国内組だけで臨んだ試合だったということもあり、柏木は今回の招集を「久しぶりに実力で勝ち取った代表」と表現する。「これだけ(Jリーグで)やっていれば呼ばれる」と言い切るほどに、Jリーグで優れたパフォーマンスを示しているという自負がある。