2015.01.10

アジアカップで日本が連覇するための2つのキーポイント

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 いよいよアジアカップが1月9日(金)からオーストラリアで開幕。日本代表は1月12日にパレスチナ、1月16日にイラク、1月20日にヨルダンとグループリーグを戦い、グループ2位以内になれば決勝トーナメントに進むことになる。今回、連覇を目指す日本代表について、福田正博氏がカギとなるポイントを語った。

 2014年のW杯ブラジル大会では不本意な戦いに終わった日本代表にとって、このアジアカップが持つ意味は大きい。昨年までの悪い流れを断ち切り、いい方向へと変えるためには優勝がノルマであり、アジアの中で日本代表の強さをあらためて証明する必要がある。

 アジアカップは以前まではW杯イヤーの2年後に開催されていたので、新たな代表監督を招聘してもチームを作る時間は十分にあった。しかし、2007年からW杯の翌年開催となり、監督にとっては準備する時間が限られている。

 アギーレ監督は昨年9月に就任してから限られた準備期間で、親善試合にさまざまな選手をテストしたが、最終的にアジアカップの代表メンバーは、昨年のW杯ブラジル大会メンバーを中心に選んだ。これに関して、「時間が逆戻りした」「世代交代が遅れる」など、批判的な声もある。

清武ら、所属クラブで好調な選手が招集されたアジアカップの日本代表 だが、私はアジアカップで優勝するために現時点のベストメンバーを選んだという印象を受けている。これまで多くの時間を共有しているブラジルW杯出場組の選手を軸にしながら、Jリーグや海外リーグで好調を維持している選手を招集したことで、バランスがいいメンバー構成になっている。

 また、アギーレ体制に移行後、一度も代表に招集されていなかった清武(弘嗣・ニュルンベルク)や、若手の昌子(源・鹿島)が選ばれたのは、アギーレ監督に「リーグ戦での活躍」という明確な代表選考基準があるからだろう。このため、今回の日本代表には、Jリーグのベストイレブンになった選手たちが顔を揃えた。彼らをどう起用し、どういった戦術やフォーメーションで戦うのか興味深い。