2014.02.12

J初の「カルチョ・スタイル」がFC東京を変える

  • 藤原 夕●文 text by Fujiwara Yu
  • photo by Maurizio Borsari/AFLO

 FC東京は今季、Jリーグ初となるイタリア人監督を迎えた。2010年、長友佑都(インテル)がセリエAのチェゼーナに移籍した際の指揮官、マッシモ・フィッカデンティ監督(前カリアリ)である。

今季からFC東京の指揮を執る、イタリア人のフィッカデンティ監督。 ここ2年、FC東京はボールを保持し、自らアクションを起こすサッカーを実践。リアクションサッカーが大半を占めるJリーグにおいて、そのスタイルは一定の評価を受けていたものの、勝負どころで勝ち切れず、成績は中位に甘んじた(2012年=10位、2013年=8位)。

 そんな詰めの甘さからの脱却と、タイトル獲得のために招聘したのが、フィッカデンティ監督。日本代表ではザッケローニ監督が結果を残しているとはいえ、Jでは未知数のイタリア人指揮官。この決断は、クラブにとっても大きなチャレンジだった。

 そのチャレンジは、今のところ「順調」と言っていいだろう。

 1月18日に始動したチームは、すでに沖縄キャンプ(1月22日~28日)、香港遠征(1月29日~2月4日)を消化。東京でも連日ハードな練習を続けながらも、負傷などで戦列を離れる選手はなく、2月12日からは最終調整の場となる宮崎県・都城キャンプに臨む。