2013.10.06

J1優勝へ。「王者の遺伝子」を持つ鹿島が波乱を起こす!?

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki 松岡健三郎●撮影 photo by Matsuoka Kenzaburo

 J1の優勝争いが、さらに混戦の度合いを深めてきた。

 今季のリーグ戦もあと6節を残すだけという現在、首位の広島から4位の鹿島までの勝ち点差はわずかに3。"1ゲーム差"に広島(勝ち点53)、横浜F・マリノス(同53)、浦和(同51)、鹿島(同50)の4クラブがひしめく大混戦となっている。

 混戦は今に始まったことではないとはいえ、そこに拍車をかける要因となっているのが、鹿島の猛追である。

4位鹿島と首位広島との勝ち点差は「3」。残り6試合で優勝争いは大混戦に 過去最多となる7度のリーグ優勝を誇る鹿島は、シーズン序盤こそ出遅れたものの、徐々に上位へ進出。3連勝でついに首位を射程圏内に捉えた。

 百戦錬磨で「勝つ術」を知る鹿島がジワジワと背後に迫ってきている状況は、ここまで優勝争いを引っ張り、上を行く3クラブにとっては大きな脅威となっているはずだ。

 鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督が「鹿島の平均年齢はJリーグで恐らく一番高いだろう。少なくとも3本の指には入っているはず」と認めるように、小笠原満男(34歳)、中田浩二(34歳)、ジュニーニョ(36歳)ら主力に30代、それも30代なかばの選手が多く、高齢化の進行具合はJ屈指。しかし、その一方で指揮官はこうも続ける。