【Jリーグ】16戦無敗で3位。大宮・ベルデニック監督が語る「優勝へのプロセス」 (3ページ目)

ズラタンのゴールでFC東京に勝利。あと1試合でJリーグの連続無敗記録に並ぶ大宮「スペースもあったのだから、相手が前に出てきたのを利用して、しっかりとボールをつないでカウンターができたはずだ」

　それでもベルデニック監督は、着実な成長を見せるチームに確かな手応えを感じてもいる。

「ボールを速く動かすには全員が同じアイディアを持たなければいけないが、トレーニングを繰り返しやっていくことで、それはものにできる」

　そんな言葉で自信をうかがわせる指揮官は、こう続ける。

「相手が前がかりで攻撃してきたり、前線からプレスに来たりしても、しっかりとボールをつないでマイボールの時間を増やしていくことができるようになれば、優勝できるチームになっていく可能性はある」

　絶好のスタートダッシュを決めた大宮は、次節（対Ｃ大阪）も引き分け以上なら、連続無敗記録は17試合となり、09年に鹿島が達成したＪ１最多記録に並ぶことになる。09年の鹿島と言えば、前人未到の３連覇を達成した最強軍団。そんなチームと肩を並べるとなれば、指揮官の言葉もあながち大袈裟ではなくなる。

　残留争いの常連だった大宮が、今季は優勝争いに割って入るのか。大躍進の気配を見せるオレンジ軍団に注目である。