2012.01.27

戦力は十分。関塚ジャパンのストロングポイントは豊富なアタッカー陣

  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

フォーメーション進化論 vol.9

ロンドン五輪出場権獲得をめざすU-23日本代表チーム

 関塚隆監督が率いる五輪代表チームは、メンバーはそろっているし、選手層も厚い。海外経験を積んでいる選手もいるし、清武弘嗣、原口元気、酒井宏樹らA代表に呼ばれる選手もいる。

 清武弘嗣、原口元気、東慶悟、永井謙佑、山田直輝、宇佐美貴史、大津佑樹、山崎亮平、ここに香川真司が入る可能性も考えると、前線は最激戦区だ。この年代に4-2-3-1の「3」⑧⑨⑩のポジションで能力の高い選手が多いのは、攻撃のとき1対1でしかけられる選手を育成してきた成果だと思うし、「4-2-3-1」というシステムがJリーグのクラブや代表で採用されてから時間が経過したことも影響していると思う。

 これだけタレントが豊富だと誰を起用するか非常に悩むところだが、私としては、永井はベンチに置いておきたい選手だ。あれだけのスピードを持つ選手は局面を変えるカードとして手元に持っておきたいものだし、先発よりも途中投入するほうが相手にとって脅威になると考えているからだ。

 また切り札という意味では、長身の指宿洋史(193cm)も選択肢のひとつ。「高さ」というカードもまた魅力的で、サッカーの監督はいろいろなカードを持っていたいものだから、関塚監督も攻撃的選手のメンバー選考について、とくに頭を悩まされることになるのではないか。