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【ワールドカップ】鎌田大地と中村敬斗の個性を伸ばした育成論 「100%がマックスじゃない。120、130%の選手になればいい」 (2ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Yuhei Harayama

【オランダ戦のゴールは本能】

── 中村選手と関わるなかで、一番印象的だった出来事は何ですか。

「これは大地と同じで、とにかく練習をするということ。僕もシュート練習にはよく付き合いました」

── シュート技術の高さは日本代表でも指折りですよね。

「うまいです。右だけではなく、左でもいいシュートを打つんです。オランダ戦で決めたカットインからのシュートはもちろん得意なんですけど、当時は縦に仕掛けて逆サイドを狙うシュートをよく練習していましたね。やっぱり縦に行けないと、カットインも生きてこない。チュニジア戦で大地にアシストしたような位置からでも、シュートを狙うこともありましたよ」

── オランダ戦のゴールは、まさに得意の形からだったわけですね。

「おそらく、敬斗は考えてないと思うんですよ。本能で打ったシュートだと思います。もちろん終わってからは説明できると思うんですけど、プレー中はほとんど考えてないはず。でも、それが彼の一番のよさだと思います。

 僕はいつも言っているんですよ。本能で感じるままにプレーしろって。あのゴールは久保(建英)選手との連係からでしたけど、あれも本能的に動いたと思います。練習の積み重ねもありますし、たぶん脳に叩き込まれているんでしょうね。

 本能的に点の取れる位置に動けるのは、敬斗のすごさです。そういう時は止められないと思います。逆にあまりよくない時は、ちょっと考えすぎている気がします」

── 苦手だった守備の貢献度も高かったです。

「もちろん大地とか、佐野(海舟)選手とか、田中碧選手といったボランチの選手もそうだし、うしろにいる伊藤洋輝選手も含め周りにサポートしてもらいながらですけど、いい対応をしていたと思います。そこは彼がヨーロッパでたくましくなった部分。やっぱり局面の争いで勝てないと生き残っていけないことは、身に染みてわかっているでしょうから」

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