藤田譲瑠チマは東京五輪代表の練習参加で衝撃。「海外でやっている選手はこんなに要求するの?」 (2ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 松岡健三郎●撮影 photo by Matsuoka Kenzaburo

「たとえば、危ないプレーがあった時に、日本の審判だったら少し話してくれたり、伝えやすかったりしますけど、国際大会での審判は全然話も聞き入れてくれない、みたいな感じでした」

---- 国際大会で海外の審判とコミュニケーションをとるには英語も必要だと思います。以前取材した時に「英語は得意じゃない」と言っていましたが、その後上達しましたか。

「まあ、少しは。本当に、少しです(笑)」

---- パリオリンピック出場への意識は強いですか。

「そこでしかできない経験もあると思うので、すごく出たい気持ちがすごくありますし、そこから広がる道も幅広いものになると思います。今後のサッカー人生において、とても大切な大会になるとは思っています」

---- 東京オリンピック直前のキャンプにトレーニングパートナーとして参加して、意識の変化は生まれましたか。

「オリンピックに対する意識というのは、そんなに変わったことはないですけど、サッカーに対する意識は、そのキャンプに参加できたことで変わったことは多かったかなと思います」

---- たとえば、どういうことですか。

「キャンプの最初のほうで地元の大学と練習試合をして、もちろん大学生相手にオリンピックのチームが圧勝というか、内容も圧倒して勝ったんですけど、それなのにハーフタイムのロッカーですごく多くのことを話し合っていたんです。互いの要求の質や量が異次元で、自分が今までに経験してきたどのチームよりも多かったので、衝撃を受けました。

 いわゆる格下のチームと練習試合をやった時のハーフタイムで、あんな量と質の要求を見たことがなかったし、自分も発信したことがなかった。すごい熱量を感じました。海外でやっている選手やレベルの高い選手はこういう試合でもこんなに要求するのか、と思ったのを覚えています」

---- トレーニングパートナーながら、ホンジュラスとの強化試合にもわずかな時間でしたが出場しました。

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