2019.07.02

ブラジルのレジェンドは久保と中島が
お気に入り。「一気にファンに」

  • 大野美夏●取材・文 text by Ono Mika
  • photo by Watanabe Koji

 コパ・アメリカ開催中のブラジルのサンパウロで、ブラジル人の元Jリーガーたちを中心としたトークショーが行なわれた。カレッカ、サンパイオ、ワシントンら往年の名選手たちや日本からは三浦泰年氏らが参加。そこで、コパ・アメリカの日本代表の戦いぶりや、気になった選手について語ってもらった。

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「ウルグアイと互角の戦いをしたのはすばらしい」
サンパイオ(元横浜フリューゲルス、柏レイソル、サンフレッチェ広島。現TV ESPN解説者、ジャパンハウスモデレーター、クラブ運営)

 初戦ではいきなり強豪チリと当たって、硬さが見られたね。システムや戦術的にうまくいかないことが多くあったが、選手のクオリティーというよりは、メンタルの部分も影響したんじゃないかな。若い選手にとって、コパ・アメリカという大舞台はプレッシャーもかかっただろう。

サンパウロの「ジャパンハウス」でトークショーが行なわれた 2試合目のウルグアイ戦では、いい試合をした。ウルグアイのFW陣には世界屈指のストライカーが3人もいる。その相手に互角に戦ったのはすばらしい。ただ、日本は中島翔哉のPKを取ってもらえず、ウルグアイにはPKを献上することになってしまい、勝利をもぎ取ることができなかった。

 エクアドル戦では、試合を決定づけるチャンスが何度かありながらも、突き抜ける大胆なプレーが見られなかった。中島はすばらしいテクニックを持っているが、中山雅史のような気迫のこもったプレーはまだ出ていない。中山は最高のテクニシャンではなかったが、彼にはテクニック以上にゴールを決める才能があった。

 でも、今回の日本代表は監督が望む招集ができないなか作られたことを考えれば、それでウルグアイと互角の試合をして、これだけのパフォーマンスを見せられたのは立派なものだと思う。