2019.06.17

A代表との違いは見られるか。
森保Jが得意の3バックでチリ戦に挑む

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by AFLO

 ナメられているのか。それとも、別の狙いがあるのだろうか。

 コパ・アメリカのグループステージ初戦で日本と対戦するチリ代表のレイナルド・ルエダ監督が、6月12日にスタメンを発表したのだ。それも、試合の5日前に。

チリ戦に向けて現地で最終調整を行なう久保建英 もっとも、南米のサッカー事情に詳しい同業者によれば、5日前はさておき、スタメンを公表すること自体は「南米ではよくあること。とくに大きな意味はない」と言う。

 たしかにジーコも日本代表監督時代、ワールドカップのアジア最終予選の前にスタメンを公(おおやけ)にして、メディアやファンを呆れさせていた。あれも南米の慣習によるもので、まったく悪気はなかったのだろう。

 発表されたチリのメンバーは、以下のとおり。おそらく4-3-3の布陣で臨んでくるだろう。右ひざに故障を抱え、出場が危ぶまれていたFWアレクシス・サンチェス(マンチェスター・ユナイテッド)も、今月11日の練習試合に出場して復調をアピール。日本戦のスタメンに名を連ねた。

【GK】ガブリエル・アリアス(ラシン)
【DF】マウリシオ・イスラ(フェネルバフチェ)、ガリー・メデル(ベシクタシュ)、ギジェルモ・マリパン(アラベス)、ジャン・ボーセジュール(ウニベルシダ・デ・チレ)
【MF】チャルレス・アランギス(レバークーゼン)、エリック・プルガール(ボローニャ)、アルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)
【FW】ホセ・ペドロ・フエンサリーダ(ウニベルシダ・カトリカ)、エドゥアルド・バルガス(ティグレス)、アレクシス・サンチェス

 地元開催だった2015年大会でホルヘ・サンパオリ監督のもと、初優勝を遂げたチリ。翌2016年にイレギュラーで開催された100周年記念大会「コパ・アメリカ・センテナリオ」では、フアン・アントニオ・ピッツィ監督に率いられ、連覇を成し遂げた。

 ところが、2018年ロシア・ワールドカップの南米予選では6位に終わる。本大会への出場権を逃し、大きな失意を味わった。