2018.10.14

チーム立ち上げの真っ当さを示す、
森保JのW杯組への依存度の低さ

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 U-21代表も含めれば、今年、”森保ジャパン”の試合を数多く見てきたが、これほど辛口だった森保一監督は、あまり記憶がない。

「勝つことは大切だし、ハードワークは称えたいが、内容的には攻撃でも守備でも、まだまだ上げていかないといけない」

 パナマ戦後の公式会見。森保監督はひとまず前向きに試合を振り返ると、自らこう切り出した。よほど腹に据えかねるところがあったのだろう。

 確かに9月のコスタリカ戦に比べると、同じ3-0の勝利でも、内容的には見劣った。森保監督が言うように、「さらにクオリティーを上げられるよう、気を引き締めてやらなければならない」。

 だが、新監督が就任して、まだ2試合目。チームとしての連動、連係について大きな期待はできず、ある程度個人の能力に頼らざるを得ない。それを考えれば、まずまずの試合内容だったのではないだろうか。

初陣のコスタリカ戦に続いて、パナマ戦も3-0と快勝した森保ジャパン というより、新チーム立ち上げ直後の今から、志向する戦術の落とし込みばかりに躍起になるのは、むしろナンセンス。それよりも、柔軟かつ幅広い選手の選出や起用に力点が置かれている様子は、かなり好感が持てる。

 W杯ロシア大会に出場した”ロシア組”の扱いを見ると、それがよくわかる。