2018.08.25

日本代表から離脱する時、
青山敏弘の心に刺さった岡崎慎司の言葉

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • 山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio

青山敏弘インタビュー@後編

 32歳になってもコンディションを維持し、高いパフォーマンスでチームを牽引している今シーズンの青山敏弘。そのプレーぶりが評価され、5月には日本代表にも招集された。だが、ひざの調子が芳しくなく、ロシアワールドカップ直前でチームを離脱することになった。西野ジャパンの快進撃を、青山はどんな気持ちで見ていたのだろうか――。

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青山敏弘が日本代表への想いについて正直に語ってくれた―― これまでは3-4-2-1のボランチでしたが、今は4-4-2のセントラルミッドフィルダーを務めています。30歳を超えて、新しいスタイルにチャレンジする充実ぶりが、今シーズンのプレーからは伝わってきます。

青山敏弘(以下:青山) この2年間、苦しかったから、サッカーをやれているだけで幸せな部分があるんですよ。周りはどう思っているかわからないですけど、自分としてはやれる範囲でやっているだけで、欲張らないというか。いいパスを出したいとか、点に絡みたいといった気持ちは全然なくて。やれる以上のことは望まないというか。それがちょうど、チームのやり方にフィットしたのかなって。

―― あえて欲張らずに、自分のやれることをやろう、と心がけている?

青山 心がけているというか、それしかできないなと思って。チャレンジしようとか、チャレンジしたいとかじゃなく、今のままで十分というか。サッカー選手として、ちゃんとサッカーができていて、結果もついてきているんだから、それでいいのかなって。

―― そのご褒美というか、正当な評価として、5月30日のガーナ戦に向けた日本代表に選出されたのは、すごく自信になったんじゃないかと思います。だからこそ、辞退することになった無念さを想像すると……。

青山 でもね、あのときは悔しいというより、正直、外されてホッとした部分もあったんです。それくらいひざがよくなかった。自分でもわかっていたんです、そこは。今年の春くらいから、ずっと痛かったから。