香川真司、最大のピンチ。ドルトムントに続いて代表でも薄まる存在感
日本代表の10番を背負って以来、香川真司が最大の窮地に立たされている。「常に前向きに考えるようにしている」とは言うが、表情にも少々、陰りが出てきたようにも見える。所属先のドルトムントでは厳しい立場にあり、そして日本代表でも決して安泰とはいえない、というのが現実だ。
オマーン戦をベンチで見守る香川真司 先日のオマーン戦は出場なし。フレンドリーマッチであり、ハリルホジッチ監督や香川本人の様子を見る限り、無理をさせず温存することは既定路線だったのだろう。その2日前の9日には全体練習を回避し、負傷しているとされる右足首の状況が心配されていた。だが試合前日には、ケガは「試合はできる程度」のものであることを本人が明かしている。
9月のW杯最終予選第2戦のタイ戦の直前。現地入りしてからの練習でも、香川は右足首と左ひざの不調で練習を回避している。だがタイ戦ではフル出場。タイ戦後、ドイツに戻ってからは、直後のライプツィヒ戦ではベンチ外、続くチャンピオンズリーグ(CL)のレギア・ワルシャワ戦ではベンチ入りはしたものの出場はなかった。その理由を、クラブ側は足首を痛めているとだけ発表している。
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