2016.08.01

サッカー五輪代表、ブラジルに惨敗で
「本当の自分たち」を知る

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by Koji Watanabe/Getty Images

 スコアは、必ずしも両者の実力差を正確に表すとは限らない。数字上の結果は2点差でも、試合内容はというと、それとはまるでかけ離れた惨敗だった。

 リオデジャネイロ五輪に臨むU-23日本代表が、大会前最後の強化試合としてブラジルと対戦した試合は、日本が0-2で敗れた。

本番前最後のテストマッチでブラジルに翻弄された日本 スコアだけを見れば、まずまずの接戦だったかのようにも思えるが、日本はブラジルにまったく歯が立たなかった。面白いようにパスをつながれ、易々とドリブル突破を許し、決定的なシュートを何本も浴びた。

 失点が2点で済んだのが不思議なほどで、前半のうちに、少なくともあと2、3点は入ってもおかしくなかった。それほど両者の実力差は大きかった。日本はブラジルからボールを奪うどころか、満足に体を触らせてもらうことすらできなかった。

 0-2になり、ブラジルが明らかにギアを一段階落とした後半こそ、日本はそれなりにチャンスを作った。前半にはまったくなかった、落ち着いてボールをつなぎ、相手ゴールに攻める場面を何回かは作れた。

 しかし、残念だが、それを評価するのは難しい。リオ五輪のような世界大会においては、わずかなミスも許されない0-0の緊迫した状況の中で、それができるかどうかが重要だからだ。