2016.06.06

レスターと日本代表。
岡崎慎司が語る「それぞれのFW論」

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi  藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 奇跡のプレミアリーグ優勝を成し遂げての凱旋帰国――。注目度は非常に高いが、日本代表のエース、岡崎慎司はそのことに対するプレッシャーは「一切ない」と言い切った。

ブルガリア戦で代表通算49ゴール目を挙げた岡崎慎司「自分が大活躍したわけでもないし、悔しい想いをたくさんしたシーズンだったから、納得できたわけでもない。それに、終わってから10日ぐらい休んで、今はフレッシュにサッカーがしたいと思えてもいるので、そういうプレッシャーはないですね」

 レスター・シティのチームメイト、FWジェイミー・バーディーとMFリヤド・マフレズが次々とゴールを積み重ねていく一方で、岡崎自身は5ゴールにとどまった。チームを率いるクラウディオ・ラニエリ監督やチームメイト、イギリスのメディアから、ハードワークや守備意識を高く評価されたものの、岡崎が欲していたのは、そうした評価ではない。

 とりわけ2015年12月から2016年1月にかけて、「ゴールこそ、すべて」「我を強めてゴールを獲りに行く」と誓ってからは、ひたすらゴールを狙い続けた。

 しかし、思い描いたほどゴール数を伸ばせず、「岡崎は点獲り屋ではない」「ハードワークをしてチームを助けてくれれば十分」といったチーム内での評価や固定観念を覆すことができぬまま、シーズンを終えた。