2015.01.07

豊田陽平が驚いた「本田圭佑、内田篤人の変貌」

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 松岡健三郎/アフロスポーツ●写真

アギーレジャパンとの遭遇~世界へ挑む男たち・豊田陽平(後編)

 2014年、豊田陽平はサガン鳥栖で力を顕示したと言えるだろう。それは日本代表の一員としてもふさわしかった。失意のブラジルW杯メンバー落選から、ハビエル・アギーレ監督率いる新生日本代表に選出された。

 11月14日、豊田スタジアムで行なわれたホンジュラス戦。豊田は後半18分に岡崎慎司と交代でピッチに入っている。後半24分には本田圭佑、香川真司とゴール前でつながった攻撃が混戦になると、こぼれ球に詰めていた豊田が右足で豪快に蹴り込んだ。代表初ゴールを、彼は飛行機ポーズで自ら祝した。
(前編はこちら)

2014年、ホンジュラス戦で代表初ゴールを決めた豊田陽平「周りからも祝福されて嬉しかったんですけど、実は”こんなものか”と少し拍子抜けしましたね」と豊田は淡々と言った。

「代表でやっていくために、0から1になるというのはすごく大きいんです。ゴールの形そのものはどうでも良くて、もっと泥臭く詰めるだけでも良かったと思いますね。ただ1点取った後、”物足りない”という感触だったんですよ。ホンジュラスに歯ごたえがなかったというのもあるかもしれませんが、”自分はこんなもんじゃない、もっともっと”という気持ちになったんです。だから、(その後の)本田からのパスを決めきれなかったことの悔しさの方が残ったというか」