2013.07.16

東アジアカップ代表選考で見えた
ザッケローニの「重点強化ポイント」

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki photo by Getty Images

 7月20日に開幕する東アジアカップ(韓国)に向け、日本代表メンバーが発表された。全員が国内組という構成で、なかなかに新鮮な顔ぶれである。

 全23名のうち、日本代表初選出は7名ということになっているが、実際には国際Aマッチ出場経験がある選手は8名だけ。実質的に15名が初選出と言ってもいいようなチーム構成となった。

 新たな顔ぶれを見て、まず目を引くのは年齢構成である。

国内組だけでチームを編成したザッケローニ監督。欧州組に割って入る選手は現れるか? 30代は林卓人、駒野友一、栗原勇蔵(栗原は今年9月に30歳になる)の3名。佐藤寿人、大久保嘉人、田中マルクス闘莉王といったJ1で活躍する30代の選手が、新たに名を連ねることはなかった。そこには今後の伸びしろへの期待も含めて、若手中心に新戦力発掘を行なおうという姿勢がうかがえる。

 また、ポジション別の選手構成にも、はっきりとした傾向がうかがえる。なかでも顕著なのは、DFであろう。

 今回選出されたDF登録の選手は7名。3名(千葉和彦、森脇良太、槙野智章)は所属クラブで3バックをやっている選手であり、3名(栗原勇蔵、森重真人、鈴木大輔)は所属クラブで4バックのセンターバックを務める選手である。鈴木はサイドバックもやっているが、決して本職ではない。つまり、本当のサイドバックは駒野ひとりしかいないのだ。