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【プロ野球】攝津正が挙げたソフトバンクの「カギを握る」選手は? 好調の秋広優人、有原航平が抜けた穴の埋め方も語った (3ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

【有原の抜けた穴をどう埋めるか】

――昨シーズンはケガで登板がなかったカーター・スチュワート・ジュニア投手にも期待がかかりますね。

攝津 順当にいけばローテーションに入るでしょう。リバン・モイネロ、上沢直之、大関友久、大津、松本晴、スチュワートといったところじゃないですか。

 スチュワートはケガしたのが左脇腹だったので、そこの負担も考えたのか、肘を下げた投げ方に変わっていました。それでも出力が出ているのでいいのですが、彼の場合はストライクが入るかどうか。2024年は9勝していますし、有原航平が抜けたこともあるので、二桁勝利に期待したいところです。

――やはり、有原投手が抜けた穴は大きいでしょうか。

攝津 有原は昨シーズンに175イニング投げているので、誰かひとりで埋めるのはきついです。スチュワートがそれだけ投げられるかといえば、ムラがあるピッチャーなので厳しいと思います。そこでカギを握るのが、大津と松本晴です。ふたりがそれぞれ4、5勝ずつ上乗せしたうえでスチュワートも二桁勝てれば、数字上では優勝が見えてくるんじゃないかなと。モイネロ、上沢、大関がある程度勝ってくれることが前提になりますけどね。

――野手の新戦力として、ドラフト5位ルーキーの髙橋隆慶選手(JR東日本)はいかがですか?

攝津 飛ばす力はありますね。ポジションはサードかファーストだと思いますが、サードの栗原陵矢も安泰ではないと思いますし、ファーストも山川穂高を脅かすという意味では面白いかもしれません。山川も数字次第で外される可能性はありますから。レギュラーとして決まっているのは、牧原大成くらいじゃないですか。

 あと、ソフトバンクは複数のポジションを守れる野手が多く、けっこう内野をいじれます。オープン戦の結果次第では、髙橋もある程度の出場機会はあるかもしれません。

(後編:攝津正がパ・リーグの順位を予想 ソフトバンクと日本ハム、その優勝争いに続きそうなのは?>>)

【プロフィール】

攝津正(せっつ・ただし)

1982年6月1日、秋田県秋田市出身。秋田経法大付高(現ノースアジア大明桜高)3年時に春のセンバツに出場。卒業後に入社したJR東日本東北では、7度(補強選手含む)の都市対抗野球大会に出場した。2008年にソフトバンクからドラフト5位指名を受け入団。抜群の制球力を武器に先発・中継ぎとして活躍し、沢村賞をはじめ、多数のタイトルを受賞した。2018年に現役引退後、解説者や子どもたちへ野球教室をするなどして活動。通算282試合に登板し、79勝49敗1セーブ73ホールド、防御率2.98。

著者プロフィール

  • 浜田哲男

    浜田哲男 (はまだ・てつお)

    千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。

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