【プロ野球】高木豊が予想する「現役ドラフト」阪神など、セ・リーグ6球団でリストアップされそうな選手は? (3ページ目)
【広島】
広島は野手を大量に戦力外にしているので、現役ドラフトでは野手ではなく投手をリストに入れるんじゃないかと。そういう点で、右腕の大道温貴(おおみち・はるき/26歳)は可能性があるような気がします。リリーフがある程度充実していますし、ルーキーの岡本駿も及第点の働きぶりでした。そうなると、大道あたりは立場が厳しくなってきます。
ただ、どのチームもリリーフは何枚あってもいいですし、リストに入れば注目されるかもしれません。彼本来の球威が取り戻せれば通用すると思いますし、環境を変えたほうがチャンスは増えると思います。
【ヤクルト】
内野手の武岡龍世(たけおか・りゅうせい/24歳)は環境を変えたほうがいいような気がします。2023年に84試合に出場しましたが、以降は伸び悩んでいるように見えますし、ドラフトでは1位と2位で大学生の内野手を指名しているじゃないですか。武岡はまだ若くて動きも悪くないので、リスト入りすれば内野手の層が薄いチームが飛びつくかもしれませんね。
(パ・リーグ編:かつての新人王も現役ドラフト候補? 他球団でチャンスが広がりそうなパ・リーグの選手を高木豊がピックアップ>>)
【プロフィール】
高木豊(たかぎ・ゆたか)
1958年10月22日、山口県生まれ。1980年のドラフト3位で中央大学から横浜大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)に入団。二塁手のスタメンを勝ち取り、加藤博一、屋鋪要とともに「スーパーカートリオ」として活躍。ベストナイン3回、盗塁王1回など、数々のタイトルを受賞した。通算打率.297、1716安打、321盗塁といった記録を残して1994年に現役を引退。2004年にはアテネ五輪に臨む日本代表の守備・走塁コーチ、DeNAのヘッドコーチを2012年から2年務めるなど指導者としても活躍。そのほか、野球解説やタレントなど幅広く活動し、2018年に開設したYouTubeチャンネルも人気を博している。
■元プロ野球選手のYouTuberのパイオニア
著者プロフィール
浜田哲男 (はまだ・てつお)
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。
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