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【ドラフト2024】清原ジュニアや注目の宗山塁の行方は? 東京六大学の有力候補6人 (4ページ目)

  • 白鳥純一●取材・文 text by Shiratori Junichi

■清原正吾 内野手(慶應大)

 NPBで通算525本塁打を放った清原和博氏を父に持つ清原正吾は、中学ではバレーボール部、高校ではアメリカンフットボール部に所属し、6年間のブランクを経て大学で野球を再開した。

 3年春にリーグ戦で初ヒットを放ったものの、ヒットはこの1本のみ。秋にはベンチ入りすら叶わずに苦杯をなめた。しかし、4年生の春に4番に抜擢されると実力を発揮して、13試合に出場。打率.269、7打点の成績で、ファーストのベストナインにも選出された。

 秋も4番としてチームを牽引する清原は、1点リードを許した9月28日の明治大戦で、9回2死からバックスクリーンに自身初の本塁打を放ち、スタンドで見守る父を指差して喜びを爆発させる場面も。

「僕が大学で野球を始めた時に、両親に本塁打ボールをプレゼントすることを目標に掲げていたので、ようやく打つことができて本当に嬉しい」と語った清原。10月8日の東大戦で渡辺俊介氏(元ロッテ)の長男・向輝からも本塁打を放ち、存在感を示した。

 秋のリーグ戦は打率.200、2本塁打、4打点と確実性に課題は残るものの、"血統"は折り紙付き。「ストレートに負けなくなり、インコースが上手にさばけるようになった」と慶應大の堀井哲也監督も成長を口にするサラブレッドは、父と同じプロの舞台に立つことを心待ちにしている。

【写真】 プロが注目する2024年のドラフト候補たち フォトギャラリー

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