「栗林はレベルが違う、小園は鍛錬が必要」河田ヘッドがカープ好調の要因と若手を語る (5ページ目)

  • 永田遼太郎●取材・文 text by Ryotaro Nagata
  • photo by Kyodo News

―― あと、ファンが気になっていることといえば、高卒3年目の小園海斗選手がいます。

「大変申し訳ないんですけど、僕はまだ小園を直でじっくり見られていないんですよ。コロナの影響もあって、フェニックスリーグも見に行けなくて。今のところ、二軍の1試合を見たくらいです。二軍監督からの情報によれば、頑張ってはいるようなんですけどね。機動力が長けている選手ではないので、よっぽど守れて、しっかり打てるようにならないと。(同じショートの)広輔もまだまだ元気ですし、それこそ矢野もいる。結婚したという話ですし、かなり頑張らないと。まだまだ鍛錬が必要なんじゃないですかね」

―― 一方で投手陣は好調です。ドラフト1位の栗林良吏投手、同2位の森浦大輔投手、同3位の大道温貴投手が開幕からフル回転。いい相乗効果が生まれているようにも感じます。

「いやー、もう見ての通りですね(笑)。森浦と大道は、これから(疲労で)フラフラする場面もあるでしょうけど、今のところ内容と結果は出してくれています。ただ、まだまだ成長していかなきゃいけない立場。栗林に関しては沖縄キャンプの中日との練習試合だったかな、あの時に見て『いけるな』と感じました。レベルがちょっと違った。あとは体調面とケガだけには気をつけてほしい。(右膝の手術をした)フランスアも復帰までにまだ時間がかかりますし、新人3人が(開幕の)ベンチに入れたということが、開幕以降のいいスタートにつながったと思います。ブルペンが若い選手で充実しているところは、今後も期待がもてますね」

―― 今秋の結果が楽しみです。健闘を期待しております。ありがとうございました。

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