2020.06.16

ソフトバンク、西武の2強に待った!
戦力充実、試合巧者の楽天が優勝圏内に

  • 佐々木亨、スポルティーバ●文 text by Sasaki Toru、Sportiva
  • photo by Koike Yoshihiro

◎斎藤雅樹氏

1位 ソフトバンク
2位 西武
3位 楽天
4位 ロッテ
5位 日本ハム
6位 オリックス

 投打とも戦力が充実していて、層の厚さでもソフトバンクが抜けています。ウラディミール・バレンティンが加わり、柳田悠岐も絶好調。打線は昨年以上に強力になった印象です。投手は3月の時点で先発に不安がありましたが、開幕が遅れたことで高橋礼が戻ってきましたし、ソフトバンクにいい風が吹いている感じがします。

 西武はヒットメーカーだった秋山翔吾(レッズ)が抜け、得点力は落ちるかもしれませんが、それでも攻撃力の高さはパ・リーグ屈指。そのなかでキーマンに挙げたいのが森友哉です。打撃はもちろん、捕手としても投手陣を引っ張っていく存在にならなければいけない。とくに西武は投手陣が若いですし、森が彼らをどうリードしていくのか。森にとっては真価が問われる1年になりそうです。

 楽天は投手力の高さで3位にしました。注目は、抑えから先発に転向する松井裕樹です。もともと力投型の投手で、これまではスタミナを考えず全力で投げていたと思うのですが、先発になると長いイニングをどれだけの球数で抑えられるかがカギになります。8割ぐらいの力でコントロールする技術を磨きながら、試合をつくるピッチングができるかどうか。松井が計算できるようになると、相当手強いチームになるのではないでしょうか。

 ロッテは4位にしましたが、Aクラスはおろか、優勝争いをする実力があると思います。先発陣は、楽天から移籍の美馬学、そして石川歩、種市篤暉、さらに昨シーズンは7勝をマークした二木康太など右の実力者が揃っています。ポイントは、若い投手陣がいかに高い水準のピッチングができるかどうか。近年、ドラフトで次々と有望選手を獲得していますし、チームとして勢いを感じます。

 日本ハム、オリックスは、レギュラーと控えとの差が大きいような気がします。短期決戦であれば上位チームと互角の戦いをすると思うのですが、長いシーズンとなると戦力的に厳しい。そのあたりを首脳陣がどういう手腕で乗り越えるかでしょうね。