プレミア12で確立された稲葉Jカラー。あの負けた試合が転機になった (3ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by Getty Images

 今回のプレミア12にしても、代表辞退者が続出し、思い描いていたメンバーとは大きく違ったはずだ。それでも選ばれたメンバーたちのプロとしての戦う姿勢に自信を深めたのは間違いない。だからこそ、稲葉監督はこうも言う。

「今回、とくに日本代表というのに対して熱いメンバーが集まってくれましたので、当然、技術的なこともそうなんですけど、最後は熱いメンバーで戦いたいと思います。そういうのを含めて、オリンピックに向けてしっかり選手を見ていきたいと思います」

 東京五輪の前哨戦を制したことはもちろんだが、"稲葉ジャパン"というチームの色が明確になり、戦うスタイルが確立されたことはこの上なく大きい。東京五輪への期待は高まるばかりだ。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る