2017.05.29

山岡、田口「伝説の投手戦」ふたたび?
交流戦は注目対決が目白押し

  • 菊地高弘、島村誠也●文 text by Kikuchi Takahiro、Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

中日・荒木雅博、交流戦での快挙達成なるか?

 交流戦期間中に大記録達成の期待がかかる選手がいる。通算2000本安打まであと8本に迫っている中日の荒木雅博だ。

 荒木は1995年のドラフトで中日から1位指名を受け入団。井端弘和(現・巨人コーチ)と鉄壁の二遊間”アライバ”コンビで人気を博した。不動のレギュラーとして長く中日黄金期を支えたが、”守備の人”のイメージが強く、実際、3割を記録したのは昨年までの21年のプロ野球人生で一度だけ。それでもコツコツと安打を積み重ね、近年は出場機会も限られてきたが、ようやく快挙まで目前に迫った。

 当然、1日も早く記録を達成したいだろうが、荒木にとって交流戦はまさに鬼門とも言える存在。2005年から始まった交流戦で、荒木は毎年のように出場を果たしているが、通算打率.260とパ・リーグの投手に抑え込まれており、昨年にいたっては53打数6安打(打率.113)と、規定打席に到達した選手でワーストの記録だった。

 ちなみに、交流戦の期間中で通算2000本安打を達成したのは、中日の和田一浩(2015年に達成)ただひとりで、荒木が記録すれば史上2人目となる。はたして、快挙達成となるのか、それともパ・リーグ投手陣が交流戦での達成を阻止するのか。荒木の1打席から目が離せない。