ラミレス監督の計算。「ユーノウ、優勝には10勝投手が4人必要だ」 (5ページ目)

  • 村瀬秀信●取材・文 text by Murase Hidenobu 寺崎江月●協力 cooperation by Terasaki Egetsu
  • 五十嵐和博●撮影 photo by Igarashi Kazuhiro

──ベイスターズは昨年3位とはいえ、首位の広島とは19.5ゲーム差をつけられてしまいました。今シーズン、この差を乗り越えるためのカギは何であると考えていますか?

ラミ 先発投手です。井納翔一、石田健大、今永昇太だけではない。少なくとも4人以上のピッチャーが10勝以上はしてくれることを望みます。昨年の広島を見てください。最多勝の野村祐輔が16勝、ジョンソンが15勝。黒田博樹が10勝と、3人で40勝を超えてきています。先発投手がしっかりと仕事をすれば、リリーフの負担も大きく減りますし、終盤戦になってからの優勝を争う局面やCSなど短期決戦の場でも、計算が立てられるピッチャーが4人いることで有利に戦局を進められる。

 アイノウ。もちろん、簡単なことではないでしょう。しかし、僕はできないことは求めない。このチームにはそれができるだけの力のある選手たちがいるということです。

ラミレス監督の目には歓喜の優勝がハッキリと見えている!ラミレス監督の目には歓喜の優勝がハッキリと見えている! 

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