歓喜と悔しさを詳細にたどる、大谷翔平の「日本シリーズ8日間」 (4ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 西田泰輔●写真 photo by Nishida Taisuke

■10月26日(第4戦)

 第4戦も「3番・DH」で先発した大谷だが、広島先発・岡田明丈の前に2つの空振り三振を奪われるなど沈黙。8回の第4打席で遊ゴロに倒れた際には一塁ベースでまたも右足をひねり、試合後は同箇所に分厚いアイシングをほどこしていた。それでもチームはレアードの勝ち越し2ランなどで見事逆転勝利。2勝2敗のタイに戻した。

「足首はもともと緩いところがあるので大丈夫です。いつも冷やしているんです。岡田さんの真っすぐは、速さというよりも真っスラのような独特の軌道で、それが難しかったです。明日はジョンソンですか。一度やられている相手。(ジョンソンは)ゆったりした間合いからキュッとする真っすぐが特徴で、初見ではタイミングを合わせづらい。チーム全体で攻略できればいいですね」

 そう話す表情は明るかった。

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