ラミレス新監督「就任秘話とベイスターズ改革のスゴいプレゼン」 (3ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva 寺崎敦●協力 cooperation by Terasaki Atsushi
  • 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai Keijiro

―― ちなみに池田・高田両氏を納得させたプレゼンの内容はどういうものだったのですか?

「自分ができないことは何ひとつ話しません。自分というものをしっかりと説明させてもらって、その上で、僕にはこのチームで何ができて、どうしたらDeNAベイスターズという組織をよくしていけるかというお話をさせてもらいました。そのために、しっかり準備してきましたからね。マイプレゼンテーションはすごかったよ。スゴい」

―― スゴい(笑)気になるところです。DeNAになって4年、強くなっている気配はありますが、結局勝つことだけはできませんでした。ラミレスさんに望まれているものは勝つことです。“スゴいプレゼン”の内容でもある、DeNAベイスターズ強化策を教えていただけますか?

「ええ。まずファンの皆様には、監督として今年こそは望んでいる結果をしっかりとお見せしなければいけないということを強く感じています。チームはこの4年の間に勝てなかったとはいえ、ファンの数を増やすことができました。お客さんも『今年こそは』と期待して見に来てもらったと思うのですが、やはり負けが込んでくると『ああ、やっぱりか』という空気になってしまう。それは選手もファンも、同じです。僕が現役でチームにいた2012年、2013年も負けが込むと、どうしてもチームの雰囲気がネガティブになっていた。監督になった今、上に行くために必要なものはその空気をどうにかして変えることだと思っています」

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