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なぜ? プロ野球ファン感謝デーに「ニセ五郎丸」が大量発生の怪

  • 長谷川晶一(12球団ファンクラブ評論家Ⓡ)●文・写真 text & photo by Hasegawa Shoichi

 選手とファンによるシーズンオフの風物詩――それが「ファン感謝デー」だ。近年では「ファンフェスタ」という横文字が定着しているものの、昔も今もファンの間では「ファン感」の愛称でおなじみ。1年間の激闘を終えた選手たちとファンが一体となって、「大運動会」「仮装大会」「女装コンテスト」「クイズ大会」などに興じる1年に一度のお祭りだ。

 子どもの頃からのヤクルトファンである僕は1980(昭和55)年に、日本武道館で行なわれた「ヤクルトファン感謝デー」に参加して以来、30数年にわたってこの時期を楽しみにしている。ちなみに、当時の資料を見ると、80年のヤクルトファン感のゲストは売り出し中のビートたけし、八代亜紀、西城秀樹、B&Bという超豪華なラインナップとなっている。


筆者の貴重なコレクション。当時の「ファン感」の雰囲気が伝わってくる筆者の貴重なコレクション。当時の「ファン感」の雰囲気が伝わってくる

 プレミア12も終了し、心にぽっかりと隙間ができていた僕は、12球団ファンクラブ評論家Ⓡとして、「全球団のファン感謝デーに参加したい」と、ふと思った。そこで、各球団のファン感日程を調べてみる。

11月21日...... 阪神(甲子園球場)
   22日......日本ハム(札幌ドーム)、ロッテ(QVCマリンフィールド)
   23日......ヤクルト(神宮球場)、巨人(東京ドーム)、広島(マツダスタジアム)、
          ソフトバンク(ヤフオクドーム)、西武(西武 プリンスドーム)、
          オリックス(京セラドーム)、楽天(コボスタ宮城)
   28日......中日(ナゴヤドーム)、DeNA(横浜スタジアム)

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