【プロ野球】山﨑武司「2000本安打より長嶋さんの本塁打記録を超えたい」 (3ページ目)
金村 ホンマやで。記録の話をすると、2000本安打まであと219本やけど、これは狙いたい?
山﨑 うーん、昨年ケガをせず順調にやっておけば、あと160~170本ぐらいだったから見えてくるのかなと思ってましたが、それが崩れ去ったので、ちょっともうないですかね。
金村 もう興味はない?
山﨑 消えちゃいましたね。中日に戻るわけですからDHはない。スタメンということを考えると、そう簡単に勝てる相手でもないですからね。
金村 ライバルはブランコやからな。
山﨑 試合に出られたとしても、代打だけだと大変だと思うんです。記録に関しては、あと2年できれば野村さんが現役引退した45歳に並ぶので、そこまで頑張ることができればなと思っています。
金村 あとミスター(長嶋茂雄)のホームラン記録(444本)まで、あと……。
山﨑 42本です。こっちのほうが2000本安打より現実的ですね。野球選手である以上、長嶋さんを超えるというのはステータスになりますから、ぜひ達成したいですね。
金村 安打よりもホームランとはさすがタケシやな。
山﨑 でも今年は、安打よりホームランより日本シリーズに出たい。数字的なものよりも、それが本音ですね。
金村 26年目にして初めての日本シリーズな。いや、その初夢は十分に叶うと思うで。とにかくケガだけせんように、頑張ってな。
山﨑 ありがとうございます。
著者プロフィール
金村義明 (かねむら・よしあき)
1963年、兵庫県生まれ。報徳学園では3年夏の甲子園で4番・投手として全国制覇を達成。82年にドラフト1位で近鉄に入団。プロ入り後、打者に転向し"いてまえ打線"の中軸を担う。その後、中日、西武でも活躍し、99年に現役を引退。
現在は「現場主義」をモットーに、野球評論を中心に幅広い分野で活躍中。
金村義明オフィシャルWebサイト
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