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【MLB】苦しむ今井達也と、"勝てる"菅野智之 武田一浩が語るメジャーで成功するために必要なこと (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Tetsuo Hamada

――今井投手はチェンジアップも持っていますが、フォーシームとスライダーが中心になっていますね。

武田 それも、たぶん滑るからだと思います。今は慣れるのに必死だと思いますが、ちゃんと投げられるようになれば全部のボールが通用すると思います。表情を見る限りは、自信を失っている感じでもないですし。

――先発に復帰する可能性は?

武田 全然ありますよ。ただ、リリーフのほうが本当に向いていると判断されれば、リリーフのままいくのかもしれません。契約がどうなっているのかはわかりませんけどね。

【菅野のピッチングは「お手本」】

――続いて、菅野投手のピッチングについても伺います。防御率は4.43と高めですが、12勝5敗と勝ち星を積み重ねています。

武田 "勝てるピッチャー"ですよね。技巧派になったというか、うまくモデルチェンジしたと思います。巨人時代よりもフォークが増えましたね。それはボルティモア・オリオールズ時代のキャッチャーのアドバイスと言っていましたが、それがいいほうに作用したんでしょう。

 以前よりもさらにコントロールがよくなっていますし、今は三振を取ろうという気持ちがあまりないんじゃないかと。僕も晩年はそうでしたが、ピッチングを楽しんでいる感じがします。スイスイ投げて、球数を少なくしてアウトを取っていったらリズムもよくなりますし、それがバッターの打撃にもつながっていると思います。NPBでの最後のシーズンもよかったですが、アメリカでもいい方向に向かっていますね。

――終始、冷静に投げていて、低めを丁寧についている印象です。

武田 これは個人的な意見ですが、ピッチャーにはああいうピッチングをしてもらいたいですね。スピードがなくても、すごく曲がる球や落ちる球がなくても抑えられるんですから。みんなピッチングをもう少し楽しんでもいいと思うんですが、今はパワー第一という感じじゃないですか。そりゃあ、壊れる投手も出てきますよ。

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