【高校野球】77歳指揮官も認めた覚醒 専大松戸・門倉昂大、完成目前の右腕に残る最後のピース (3ページ目)
そして門倉の課題について聞かれた持丸監督は、こう答えた。
「やっぱり決め球ですね。コントロールがいいだけでは抑えられない。大阪桐蔭のピッチャーはフルカウントからでもスライダーで勝負できる。ああいうボールをひとつ持たないとダメですね。門倉はピッチャーとして8割方できあがってきましたが、残りの2割は勝負球です。今日の悔しさを糧にして、さらに成長してほしいですね」
門倉は言う。
「レベルの高い相手にも通用することがわかったので、夏までにもう一段階レベルアップしたいです。左打者に対しては、インコースのスライダーと外に逃げるフォークがカギになります。今日はそこに投げきれなかったので、この2つのボールをさらに磨いていきたいです」
この夏、千葉大会は150校近い出場が見込まれている。全国でも屈指の激戦区を勝ち抜いた時、門倉はもっと大きくなっているはずだ。
著者プロフィール
元永知宏 (もとなが・ともひろ)
1968年、愛媛県生まれ。 立教大学野球部4年時に、23年ぶりの東京六大学リーグ優勝を経験。 大学卒業後、ぴあ、KADOKAWAなど出版社勤務を経て、フリーランスに。著書に『荒木大輔のいた1980年の甲子園』(集英社)、『補欠の力 広陵OBはなぜ卒業後に成長するのか?』(ぴあ)、『近鉄魂とはなんだったのか? 最後の選手会長・礒部公一と探る』(集英社)など多数。2018年から愛媛新聞社が発行する愛媛のスポーツマガジン『E-dge』(エッジ)の創刊編集長
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