【夏の甲子園2025】来年のドラフトは大豊作! スカウトを唸らせたスーパー2年生たち 「今大会で一番見どころのあるショートだった」 (3ページ目)
新垣有絃(沖縄尚学)は準々決勝以降、疲労の目立つ末吉をカバーして初優勝に大きく貢献した。
線の細い右腕だが、最速146キロを計測。さらに鋭く変化するスライダーのキレが抜群だった。日大三との決勝では、7回2/3を投げて1失点とゲームメイク。大会通算でも22回を投げ、防御率0.82と安定感が際立った。
2年生ながら超高校級の守備力を誇る横浜・池田聖摩 photo by Matsuhashi Ryukiこの記事に関連する写真を見る
【野手陣もプロ注目の逸材揃い】
野手も、将来性のある逸材2年生がひしめいた。
あるプロスカウトが「今大会で一番見どころのあるショートだった」と語ったのは、池田聖摩(横浜)だ。
キレのある身のこなしと流麗な足運び、三遊間の最深部から鋭い一塁送球ができるスローイングは、2年生ながら超高校級。とくに強肩は、中学時代に陸上・ジャベリックスローで熊本県記録を樹立したほど。今大会では投手としても活躍した。
一方、打者としては4試合で打率.143に終わっている。それでも、細身な体ながらシャープに振り切るスイングは、目を惹いた。今後はチームの中軸として、決定的な仕事ができるか。
チームメイトの小野舜友も持ち前の打撃は4試合で打率.154に終わったものの、ハンドリングの巧みな一塁守備でチームに貢献した。
強烈な存在感を見せた強打者といえば、田中諒(日大三)が挙がる。今大会は2本塁打を記録。低反発バット導入以降、1大会で複数本塁打を放った初の打者になった。
柔らかい前さばきから放たれる打球は、予想以上によく伸びる。ただ飛距離があるだけでなく、ここ一番の場面で決定打を出せる勝負強さが頼もしい。
赤間史弥(花巻東)、古城大翔(花巻東)の木製バットコンビも、将来が楽しみだ。赤間はバットヘッドを鋭くしならせる振り抜き、古城は木製バットを1本も折ったことがないというコンタクト能力が光る。互いにライバル意識を強く持っており、切磋琢磨した先に新しい高校野球の未来が拓かれそうだ。
田山纏(仙台育英)もたくましい体躯から、右へ左へ快打を連発。右翼からの力強いスローイングも白眉だ。その打撃スタイルと独特の世界観から、須江航監督は「いろんな意味で度会隆輝選手(DeNA)みたい」と評する。
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