昨夏甲子園優勝の慶應・丸田湊斗が語る、プロ入りと目指す人物像「いい教育者になりたい」の真意とは? (2ページ目)

  • 武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

【未来よりも今を全力で】

ーーまだ先の話ですが、今後の展望は? プロ入りを目指していますか?

 高校の時からですけど、とにかく「今を全力」って気持ちでその時その時やっているだけなので、4年になった時にどうなってるかという感じです。

ーー仮に4年生でプロを目指せるとなったら。

 うーん、阪神ファンではあるんですけど。(仙台育英出身で同学年の)山田修也もいるし、森下翔太選手は地元が一緒で僕の兄が幼馴染なんですよ。かぶってはないけど、僕も保育園と中学校が同じなんで、そういう縁もありますね。

この記事に関連する写真を見る

ーー海の向こうでは大谷翔平選手も大活躍しています。

 もちろんメジャーの試合は見ますけど......僕、あんまり海外が好きじゃないです(笑)。海外旅行に行ったりすると、日本が一番落ち着いてるなって思う。"海外住みたい欲"もないし、安定を重視するんです。

ーー学部は法学部法律学科だそうですね。

 内部(付属高)から進学して野球続ける人は商学部とかが多いんですけど、寮生活なので普段から野球部と関わることが多くなるんです。

 別のコミュニティに入りたかったというわけじゃないですが、学校生活の刺激もほしいなって部分もありました。

ーー恩師とも言える慶應高野球部の森林貴彦監督も法学部法律学科だそうで、影響されたのでしょうか?

 そうみたいですね。それは最近知りました(笑)。

ーー授業はどうですか?

 基本記述で、答えがひとつじゃないから難しいですね。でも法律って自分を守るためのものでもあると思うし、知ってそうで全然知らないことばかりなので、面白いですよ。でも、ようやく大変だったテストも終わって、夏休みは野球漬けになると思います。

この記事に関連する写真を見る

2 / 3

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る