「外してください」主将が決勝戦の欠場を直訴。1991年大阪桐蔭の初出場初優勝は革命的だった (5ページ目)

  • 田口元義●文 text by Taguchi Genki
  • photo by Kyodo News

 自他ともに認めるやんちゃ者であり、抜群の統率力を誇る主将が束ねた個性派軍団。生徒たちがグラウンドで奔放にプレーする姿は、時に非難の対象とされた。それも、勝利への渇望があればこその熱量の体現だった。個の力を最大限に生かした攻撃と二枚看板を擁した投手陣。甲子園を制した野球は、時代の先端を走ると評価された。

 1991年の大阪桐蔭の軌跡は、まさに革命的だった。甲子園という大海から生まれた源流は、今、雄大な大河へと姿を成熟させ、高校野球界に衝撃を与え続けている。

(おわり/文中敬称略)

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