157キロ右腕筆頭にプロ注目の逸材が続々。絶対に見逃せない夏の甲子園、好投手10人

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki,Inoue Kota,Kikuchi Takahiro,Sankei Visual

 第103回全国高校野球選手権大会が開幕する。世代屈指の逸材が地方大会で敗退するケースが続出したが、決して人材不足というわけではない。プロスカウトも注目する有望選手は誰なのか、投手編・打者編の2回に分けて紹介していこう。まずは風間球打(ノースアジア大明桜)を筆頭に好素材がひしめく投手編から。

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大会ナンバーワン投手の呼び声高いノースアジア大明桜の風間球打大会ナンバーワン投手の呼び声高いノースアジア大明桜の風間球打この記事に関連する写真を見る風間球打(ノースアジア大明桜/183センチ・81キロ/右投左打)

今大会の目玉と言っていいだろう。今夏の秋田大会では最速157キロをマークし、小園健太(市和歌山)、達孝太(天理)、森木大智(高知)とともに「高校BIG4」の一角を占める。風間の大きな特徴は角度と馬力にある。身長183センチの長身に加え、腕が真上から出てくるためリリースポイントが高い。ストレートが低めに突き刺さると、打者はとらえるのが難しい。さらに高校屈指のエンジンの持ち主であり、爆発力のある剛球は打者のバットを押し込む。体をタテに使うフォームのため、タテ系の落ちる変化球を得意とする。ノースアジア大明桜は大会3日目の帯広農(北北海道)戦に登場する。

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