2021.03.17

2年ぶりのセンバツを制するのは?
野球指標から読み解く有力校はここだ!

  • 田尻賢誉●文 text by Tajiri Masataka
  • photo by Sankei Visual

『特集:球春到来! センバツ開幕』

 3月19日、2年ぶりとなるセンバツ大会が開幕する。スポルティーバでは注目選手や話題のチームをはじめ、紫紺の優勝旗をかけた32校による甲子園での熱戦をリポート。スポルティーバ独自の視点で球児たちの活躍をお伝えする。

※  ※  ※  ※  ※

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年秋に予定されていた明治神宮大会が中止。新チーム結成以降、選手たちにとって初めての全国大会がセンバツとなり、例年以上の混戦が予想される。

昨年秋の公式戦で打率.515をマークした大阪桐蔭・池田陵真昨年秋の公式戦で打率.515をマークした大阪桐蔭・池田陵真  そのなかで優勝候補の筆頭に挙がるのが大阪桐蔭だ。秋の公式戦で打率.515を記録した池田陵真を中心とする打線は、OPS()1.075と本塁打数はともに出場32校中2位と破壊力抜群。
※OPS (On-base plus slugging)とは出塁率と長打率を足した数字で、打率や打点よりも打者の攻撃力を示しており、チーム得点との相関性が高いといわれている

 投手陣はともに150キロを記録する左腕の松浦慶斗、右腕の関戸康介の二枚看板に加え、中学時代にU−15日本代表だった竹中勇登がリリーフとして控える磐石の布陣。投打のバランスのよさは全国トップだろう。

 この大阪桐蔭に続くのが、3年連続出場とすっかり甲子園の常連となった明豊(大分)。本塁打は2本と一発はないが、出場校中最多の72四死球を選んでおり、高い出塁率を誇る。OPSは全体6位(.986)で、BB/K()3.18も3位と、選球眼のよさと確実性を併せ持つ打線といえる。
※BB/K(Base on Balls per Strikeout)とは選球眼に優れているかどうかを評価する指標で、数値が高いほど四球の数が多くて三振の少ない打者と評価される

 投手陣はともに140キロをマークする左腕の太田虎次朗から188センチの長身右腕・京本真への継投が確立され、連戦への不安はない。