山本昌がドラフト1位指名投手9人など、来季の新人19選手を診断【2020人気記事】 (19ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

東洋大で上茶谷大河、甲斐野央らとチームメイトだったENEOSの藤井聖東洋大で上茶谷大河、甲斐野央らとチームメイトだったENEOSの藤井聖藤井聖(ENEOS/176センチ・78キロ/左投左打)→楽天ドラフト3位

大学時代は甲斐野央投手(ソフトバンク)、上茶谷大河投手(DeNA)、梅津晃大投手(中日)の「東洋三羽烏」の陰に隠れていたそうですね。でも、投手は立場によって変わるもの。ENEOSという名門社会人のエースになって、大きく進化したのもうなずけます。上背はなくても腕の振りがよく、力強いストレートに落ちるツーシームも光ります。フォームで少し気になるのは、体重移動の際に左肩が下がりすぎること。リリースまでに肩の位置が戻っていれば問題ないのですが、時折戻りきらないシーンがあり、ボールの上下動が激しくなります。せっかく真っすぐにホームに向かえるラインがあるだけに、もったいなく感じます。もちろん、投球フォームは本人の感覚が大事なので自分に合った投げ方を追求してもらいたいですが、一つの見方として参考になればうれしいです。

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