山﨑武司が100回大会の強打者を分析。プロ同等の技術を持つのは? (4ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • 岡沢克郎、大友良行●写真 photo by Okazawa Katsuro、Ohtomo Yoshiyuki

今年春のセンバツでも活躍した智弁和歌山の林晃汰今年春のセンバツでも活躍した智弁和歌山の林晃汰林晃汰(智辯和歌山3年/181cm・87kg/右投左打/三塁手)

春のセンバツでも体全体で打ちにいくバッティングのスタイルが印象的でした。彼の生命線は左足のタメ。ここ一本でしょう。軸足でしっかりタメを作ってボールをつかまえたときは、とてつもなく飛ばせます。ただ、軸足が折れて下半身が沈み、上半身をあおって打つようなクセがあるので、確実性が乏しくなります。プロの世界ではより軸足のタメを意識していく必要があるでしょう。柳田悠岐(ソフトバンク)がいい教材になるはずですから、勉強していってほしいですね。

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