2016.05.27

【自転車】ツアー・オブ・ジャパン開幕。
TeamUKYOの秘策とは?

  • 西村章●構成・文 text by Nishimura Akira  photo by AFLO

遥かなるツール・ド・フランス ~片山右京とTeamUKYOの挑戦~
【連載・第89回】

 5月29日、日本で開催される数少ない国際的なレースのひとつ、ツアー・オブ・ジャパンが開幕する。大阪・堺からスタートし、京都、岐阜・美濃、三重・いなべ、長野・南信州、富士山、静岡・伊豆を走破し、最後は東京でゴールを迎えて総合順位を競う。世界の強豪チームが参加するこのステージレースで、TeamUKYOはどんな戦いを見せるのか――。

(前回コラムはこちら)

今年のジロ・デ・イタリアでもランプレ・メリダはステージ勝利を挙げた(写真はディエゴ・ウリッシ) 季節は初夏に近づき、サイクルロードレースの本場欧州では「3大グランツール」のひとつ、ジロ・デ・イタリアが最終週の山場を迎えている。イタリアを縦断し、3週間全21ステージにわたる熱戦がトリノで終幕を迎えるころ、日本ではツアー・オブ・ジャパンが開幕する。

 クラシックレースの春からジロの初夏、そしてツール・ド・フランスが開催される7月へ向けて、欧州のサイクルロードレースシーンが最高潮の盛り上がりを見せていくのと歩調を合わせるように、日本でもツアー・オブ・ジャパン、ツール・ド・熊野、そして全日本選手権、と立て続けに大きなレースが開催される。

 UCIアジアツアーのカレンダーにも組み込まれているツアー・オブ・ジャパン(UCIカテゴリー[2.1])は、日本のサイクルロードレースのなかでもっとも重要なレースのひとつだ。全8日間のスケジュールで、大阪・堺市を皮切りに最終日の東京まで、本州を横断する形でレースが行なわれていくが、今年からは日程中の移動日がなくなって、初日から最終日まで日々戦いの舞台を変えながら8ステージのレースが行なわれることになった。