控えめだった清武選手の意識に変化。「日本代表のキャプテンになりたい」 (3ページ目)

photo by Yamamoto Raitaphoto by Yamamoto Raita その後、清武選手はアシストを記録するなど存在感は示したものの、2014年のブラジルワールドカップではレギュラーの座を獲得できず、出場時間はわずか8分。大会後、「すごく悔しかった」と振り返っています。

 それから、清武選手の意識に変化がありました。それまでは、香川真司選手、本田圭佑選手、岡崎慎司選手といった「代表の中心選手のなかに自分は入っていけない。それをしょうがないと思うくらい向こうのほうが上」と考えていたのですが、「このままでは次のロシアワールドカップにも出られない」という危機感が生まれたのです。

 日本代表でレギュラーになるための最大の壁は、セレッソ大阪時代の同僚で、現在の日本代表の顔ともいえる香川選手。ポジションが同じトップ下なので、一時は「香川選手に追いつき、超えなくてはいけないと意識しすぎていた」といいます。

 しかし、「レギュラー奪取」に重点を置いてからは、「一緒にプレーする」ことも考えるようになっていきました。

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