W杯でゴールを狙う香川選手の「祖母への思い」 (3ページ目)

 そんな香川選手をはじめ、日本代表の海外組の絆の強さも、今のザックジャパンの大きな武器。休日にはお互いの家を訪ねあって情報交換をして、コミュニケーションをとっているといいます。

 今回、W杯メンバー発表後の帰国前には、香川選手がミラノへ行き、長友選手と一緒に、本田選手の家で食事をしたそうです。その時、互いが所属するクラブの状態について語り合うと同時に、もちろんW杯についても話し合い、「ワールドカップでは俺たちがやらないとあかんな」と熱く語ったのです。

グループリーグ2試合を終えてノーゴールの香川真司 photo by JMPAグループリーグ2試合を終えてノーゴールの香川真司 photo by JMPA 香川選手は「自分を一番活かしてくれるのは圭佑くん」と言っていたように、必ず本田選手の動きを意識してプレーしているといいます。その本田選手は、ワールドカップに向けて「今回は真司を本気にさせる大会」と言っていたそうです。互いにW杯で結果を出そうという気持ちがこもったエールなのだろうなと思います。

 香川選手は「1点決まると気持ちが楽になって流れに乗って行ける」と話していましたから、コロンビア戦で得点を決めて、その流れに乗ってゴールを量産してくれることに期待したいです。

 香川選手は「このチームのみんなで勝ちたい」と大きな声でハッキリと宣言していました。そんなところにも「この4年間はブラジルワールドカップのために懸けてきた」という強い決意を感じます。

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