2014.06.06

長谷部選手と内田選手、知られざるリハビリの日々

 いよいよワールドカップブラジル大会の開幕です。私にとって初めてのW杯中継となるグループリーグ第3戦のコロンビア戦(6月25日あさ4時40分~)では、スタジオを担当するので今からワクワクしています。

photo by Yamamoto Raita その戦いに臨むザックジャパンのW杯直前合宿の前に、長谷部誠選手と内田篤人選手の取材に行ってきました。

 ふたりはともにケガのため戦線離脱して、試合から遠ざかっていました。長谷部選手は右膝の半月板損傷、内田選手は右膝じん帯の部分断裂という大ケガでした。

 そして5月、長谷部選手は「自分の状態を確かめたかったのと、周りの人たちを安心させたかった」と、ブンデスリーガ最終節(5月10日のニュルンベルク対シャルケ)で復帰してフル出場(当時はニュルンベルク所属)。一方、シャルケの内田選手は、リーグ戦では復帰できませんでしたが、5月27日に埼玉スタジアムで行なわれた壮行試合のキプロス戦で復帰を果たしました。

 長谷部選手も内田選手も、ケガをしている時に日本に戻ってきていたのですが、その時は国立スポーツ科学センター(JISS)でリハビリをしていました。

 内田選手によると、長谷部選手が初めてJISSに来た時は「歩くのにも苦労している状態だった」そうです。それなのに、弱音をまったく吐かない。内田選手は「長谷部さんは逆境に強い」と、長谷部選手のメンタルの強さをあらためて感じたといいます。

 長谷部選手にそのことを伝えると、「本当の自分は弱くて、周りの人にそういう姿を見せたくないから(弱音を)言わないだけです。それに、これまでいろんな経験をしてきたから、何事も逆境とは思わなくなったのかもしれない」と振り返ってくれました。